茨城・埼玉・千葉を結ぶ都市軸道路建設促進を千葉県知事に要望

11月18日、茨城県、千葉県、埼玉県を結ぶ都市軸道路の整備促進期成同盟会は、千葉県の熊谷俊人知事に利根川の架橋整備ついて要望活動を行いました。茨城県議会公明党の山本美和議員も参加しました。

都市軸道路は、埼玉県三郷市の東京外かく環状道路(一般国道298号)と、茨城県つくば市の一般国道354号を結ぶ全長約30キロメートルの広域幹線道路です。茨城県内区間は千葉県境から国道354号までの約15.6キロメートルです。つくばエクスプレス沿線において新たに発生する交通需要に対応する重要な道路として位置付けられています。首都直下地震など災害時の救命活動および復旧活動にも役に立つことが期待されています。
昨年11月には三郷流山橋有料道路や国道16号のアンダーパスなど、千葉県と埼玉県を結ぶ道路の整備が進んでいます。茨城県内でも、終点部のつくばみらい市台からつくば市真瀬までの約1.0キロメートル区間が、今年7月に開通となりました。この開通により、県内区間の全線(利根川渡河部を除く)が繋がりました。

一方で、柏市と茨城県守谷市を結ぶ利根川渡河橋については、工事着手に至っていない状況です。

柏市、流山市、守谷市、つくばみらい市、つくば市による「整備促進期成同盟会」は、これまでにも要望活動を続けてきました。昨年は、茨城県の大井川和彦知事に事業進展の要望を行いました。
今回の千葉県知事への要望は、利根川渡河橋の建設推進、千葉県・埼玉県・茨城県を結ぶ都市軸道路の全線開通に向けた早期事業化、先行2車線整備や有料道路事業の活用を含めた整備手法の導入検討、都市軸道路のさらなる整備を計画的かつ着実に進めるために十分な予算の確保などの内容です。

つくばエクスプレスの開業後、土地区画整理事業や道路整備事業が推進され、沿線地域を中心とした大規模な住宅・商業エリアの整備、広域的な道路ネットワークの構築が進み、人口の増加や地域の発展が図られています。今後も持続的な発展を続けるため、新たな産業の創出、企業誘致、人材の確保などが求められ、地域間の連携などが重要となり、利根川架橋の新設は喫緊の課題です。