県立高校の定員問題、不登校対策を予算特別委員会で質問

3月18日、茨城県議会予算特別委員会が開かれ、県議会公明党の山本美和議員が登壇。不登校対策や県立高校の定員問題を取り上げました。

山本議員は、県教育長に「メタバース登校について」の所見を質問しました。県教育長は、「学校や民間施設に通えない児童生徒のためのオンライン活用は選択肢の一つ。令和6年度からはメタバースを活用した不登校生徒の支援へ調査を始めた。民間企業との情報交換や先進県の状況把握とともに、メタバース空間の設置に必要な学習コンテンツや体験プログラムについて研究を進めている」と答弁しました。

更に、山本議員は、県立筑波高と県立つくばサイエンス高の定員割れが続いている問題を取り上げました。特に入試の志願倍率が0.58倍だったサイエンス高科学技術科について、山本議員は「黙っていても生徒は集まらない」と厳しく指摘しました。つくば市周辺では県立の進学高に志願者が集中していることから、「これらの学校を目指す生徒の受け皿が必要ではないか」と強調し、「児童数の増加に対応していくため、2校の定員をしっかりと充足する手法が必要だ」と訴えました。