
11月28日、茨城県議会公明党議員会(幹事長:高崎進県議)は、大井川和彦知事に「令和8年度茨城県予算編成に関する政策要望書」を提出しました。今回の要望書のテーマは「茨城の可能性は無限大! 新しい茨城づくりへの挑戦」。そして副題として掲げた「今こそ、持続可能で包摂的な茨城の実現を図ろう」という言葉には、すべての県民の暮らしを丁寧に支えていきたいという、私たち公明党の強い思いが込められています。公明党の原点である「大衆とともに」の精神を大切にしながら、総務から福祉、防災、教育、産業まで12分野、合計517項目の政策を取りまとめた今回の要望書は、未来の茨城をより良くするための大切な提案ばかりです。

そのうえで、私は現在計画されている新たな県立病院に関して、長期入院する子どもたちやご家族の環境改善について知事にお願いをしました。難病や小児がんなどで治療が長く続くお子さんにとって、そばで寄り添う家族の存在は、どんな治療にも勝る大きな力になります。一方、付き添いを続けるご家族の心身の負担は計り知れず、「温かい食事をゆっくり取れない」「夜も落ち着いて休める場所がない」「費用負担が重く、心配が尽きない」といった声が寄せられており、胸が締めつけられる思いで伺っています。
国でも令和5年度から付き添い家族の実態調査が始まり、令和6年度の補正予算では「付き添い環境の改善」が明確に位置づけられました。県立こども病院ではファミリーハウスなどの取り組みも進んでいますが、現場の状況を考えると、まだ改善の余地が大きいと感じています。病院が再整備されるこの機会に、院内に家族が安心して休めるスペースや、温かい食事をしっかり取れる場所を整えていただきたいと知事に要望しました。
全国には、付き添い家族向けの割引弁当を提供する病院や、病院内にリビングスペースを設ける取り組みが増えてきています。筑波大附属病院では、売店と連携して付き添い家族に割引価格で食事を提供しており、こうした仕組みはぜひ参考にしたい取り組みです。また、県立病院であれば、県庁生協のノウハウを活かし、職員も家族も使える温かい食堂を整備する方法も考えられるのではないかと思っています。NPOの皆さんが熱心に支援を続けてくださっていますが、県としてももう一歩踏み込んで後押しできる仕組みが必要だと感じています。
お子さんのそばで「大丈夫だよ」「一緒に頑張ろうね」と声をかけられること。温かいご飯を口にして、少しだけほっとできる時間があること。その一つひとつが、つらい治療の日々を支える大きな力になります。私は、子どもたちとご家族が安心して過ごせる環境を整えることは、県として取り組むべき大変重要なテーマだと考えています。これからも、ご家族の切実な声に耳を傾けながら、“やさしい茨城”を実現するために、一つひとつの課題に丁寧に向き合ってまいります。
