茨城県国際女性教育振興会主催の研修会に参加/マララ・ユスフザイの活動を学ぶ

7月23日、茨城県国際女性教育振興会主催の「マララハート事業」に来賓として参加しました。

「マララハート事業」とは、17歳という最年少でノーベル平和賞を受賞したパキスタン人のマララ・ユスフザイさんの強い志を讃え、女性の教育環境と社会的立場の向上を目指すため研修会です。

一般社団法人 国際女性教育振興会茨城県支部は、昭和46年8月に設立され、世界各地の各分野で活躍している女性と語り合いながら、女性の活動の重要性やワーク・ライフ・バランス等を考え学び合う団体です。

マララ・ユサフザイさんについて

2012年、母国パキスタンでタリバンによる女性教育弾圧に反対したことを理由に銃撃を受けたマララ・ユサフザイさんは、女児の教育を求める闘いの国際的なシンボルとなりました。マララさんは2009年、仮名のブログで、地元の町で拡大する軍事活動と、学校への攻撃に対する不安について語り始めました。マララさんは身元が明かされてからも、父のジアウッディンさんとともに、教育を受ける権利を訴え続けました。
2012年10月9日、タリバンが友人と下校途中のマララさんを攻撃すると、全世界で非難の声が上がりました。パキスタンでは200万人以上が、教育の権利を求める嘆願書に署名し、国会はパキスタンで初めて無償で義務教育を受ける権利を盛り込む法案を可決しました。
マララさんは2013年、父と共同で、女児教育が社会と経済に及ぼす効果についての認識を高め、女児が変化を求めることができるようにすることを目的として「マララ基金」を立ち上げました。そして2014年12月には、史上最年少でノーベル平和賞を授与されました。アントニオ・グテーレス事務総長は2016年4月、女児教育の重要性に対する認識向上を図るため、マララさんを国連ピース・メッセンジャーに任命しました。
(国連広報センターのホームページより)