3月23日、茨城県医療的ケア児支援センターみちしるべ主催の「医療的ケア児支援体制づくり災害対策研修会」に参加しました。
熊本県医療的ケア児支援センターの小篠史郎先生の講演「県庁・保健所・市町と連携する医療的ケア児の災害対策」。つくばみらい市で活動する“はぴこねくと”相田 香緒里さんの実践報告など、様々な課題を再確認しました。
茨城県では、医療的ケアが必要な子どもたち(医療的ケア児)への支援体制の整備に力を入れています。医療的ケア児とは、日常生活において医療機器や医療行為が必要な子どもたちを指し、その支援は地域社会全体で取り組むべき重要な課題です。
茨城県の医療的ケア児支援には多くの課題が存在します。例えば、小児科から成人診療科への移行期における医療体制の整備が不十分であり、成長に応じたセルフケア技術の獲得といった自立支援が求められています。また、小児科医師や新生児科医師の絶対数が不足しており、これらの専門職の確保が急務となっています。さらに、医療的ケア児の実態や家族支援のためのニーズ調査が十分に行われていない部分があります。
これらの課題を克服するために、精度を増した調査を行い、医療的ケア児支援センターの拡充など支援策の充実を検討することが重要です。
医療的ケア児とその家族が安心して暮らせる社会を目指し、支援体制の充実に努めてまいります。